経営理念にあるように、クラヴィスが会社として存在する意義は 『鍵』 となるような存在となることにあります。
当然、会社としてただ普通に存在するだけでは鍵になることはできません。
会社が 『組織:人の集まり』 として最大限の能力を発揮できるようになるために必要なことは、
メンバー一人一人がリーダーシップを発揮し、自律・自走人材となることであると考えます。

以前はクラヴィスにおいても一般的なピラミッド型組織を採用し、活動していました。
ピラミッド型組織にメリットがないわけではありませんが、
・ピラミッド下位層に主体性が生まれにくい
・ そもそも管理を必要とするスタイルであること
・ 規模が大きくなるにつれ、スピード感が損なわれる
等々デメリットも多く、簡単に言うと 『つまらない会社』 になってしまうのではないか、という危惧を抱きました。
このような状況の中、次世代型の組織を模索している最中で出会ったキーワードが 『ホラクラシー』 。
簡単に言うと階層のないフラットな組織です。
ヒエラルキー型の対を成すこのモデルには、
・ 管理の必要がない
・ 自由度が高く、ストレスフリー
・ 生産性の向上
等、メリットが多く存在する反面、導入の難易度が非常に高いのも事実。
最近でこそ増えてきましたが、2018年当時は導入事例も少なく、正解もありませんでした。
責任の偏る役職ではなく、組織内の役割をベースに活動をするこの組織形態でこれまで、
・スリーマンセル:3人1組のスモールチームで活動する
・フリーマンセル:人数縛りなしのスモールチームで活動する
・OKRグループ:チームObjectiveをベースに活動する
等、様々な活動形態を採用し、階層のないフラットな組織でメンバーの主体性を発揮する土壌を作ってきました。
そして今。
厳密な型やルールがある『ホラクラシー』と言うよりも、
明確な型がなく、企業として常に変化を繰り返す組織体『ティール組織』のほうが
今のクラヴィスを表現する上で適切だと思います。
導入当時、この階層のないフラットな組織に疑問を呈するメンバーが大多数で戸惑っている様子でしたが、
今では、おそらく誰もが違和感なくこのフラットな環境に適応しているようです。